2011年5月2日月曜日

サンノゼ紀行(その5) アイスホッケー

アメリカの4大プロスポーツといえば、NFL(アメリカンフットボール)、MLB(野球)、NBA(バスケットボール)、NHL(アイスホッケー)です。そして、サンノゼには、San Jose SharksというNHLのチームがあります。そのホームとなるアイスホッケー場が、ホテルのすぐ近くにあるhpパビリオン。"hp"と付いているぐらいだから、hpがSharksの親会社なのでしょう。

今回の出張の相手先のCEOであるトニーさんが、自分で観戦する予定だったゲームのチケットを譲ってくれて、私と通訳さんがアイスホッケーの試合を見に行くことになりました。
2011年3月17日(木)のSan Jose Sharks対Anaheim Ducks。


試合開始の前にもイベントがあるからということで、18:00ぐらいにhpパビリオンに向かいました。



ごく普通の平日の夜ですが、続々とお客さんが集まってきます。しかも、Sharksのユニフォームを着ている人がものすごく多い…。
会場の外周はグルリと通路になっていて売店が並んでいます。我々は、そこでビールとホットドッグを購入。ホットドッグはなかなかのビッグサイズで、ソースとかがいっぱいかかっているので、とてもきれいに食べることはできず、手がベタベタになりました。
試合開始前から、Sharksのキャラクターがこの通路を徘徊していて、時々お客さんと絡んでいました。サメだけに、お客さんの頭に噛みついたりしていました(^^;)。



スケートリンクは、一見ホンモノの氷じゃないように見えました。客席もそんなに寒い感じではありませんでした。リンクの真上の天井には、巨大なディスプレイが設置されています。
この日は、観客が13000人ぐらい入ったようです。




試合開始前に、両チームの練習があったので、動画でも少し撮影してみました。

この後、国歌斉唱があり、正式な選手入場で試合開始となりました。アイスホッケーは全部で3ラウンドあり、各ラウンドの間に15〜20分ぐらいの休憩があります。この休憩も含めて、終始お祭り状態が続きます。

Sharksのホームゲームなので、観客も場内アナウンスも何もかも、完全にSharksに対してエコひいき状態。Sharksのいいプレイに対して熱狂し、相手チームのゴールにはブーイング。ものすごくわかりやすいです。お約束の声援の仕方もあるようで、独特の節回しだったり振り付けがあったり。

休憩時間は、リンクの整備車両がリンクを一回りします。その車両にはお客さんらしき人が乗っていたので、抽選で選ばれたのでしょう。あとは例のキャラクターが観客席に何かプレゼントを投げ込んだり、客席場を小さな飛行船が巡って、やはり何かを客席に落としていました。通訳さんによるとレストランのクーポン券らしいとのこと。
さらに、巨大ディスプレイにはお客さんが映され、そこに映ったカップルはその場でキスしないといけない、みたいなゲーム(?)もありました。休憩中も、あの手この手で飽きさせない演出が徹底していました。

アイスホッケー競技をちゃんと見たのは初めてですが、パックのスピードが速いせいか、非常に展開が早く、攻守の入れ替わりも頻繁で、目まぐるしいけど面白いと思いました。加えて、スケートの特性として選手は急に止まれないので選手同士の衝突も多く、やる側も見る側もエキサイトしやすい競技だと思いました。なんだかとってもアメリカ人向き。
第1ラウンドから徐々に盛り上がっていき、最後の第3ラウンドは試合の展開もエキサイトぶりも最高潮に達するあたり、若干やらせにも思えるほどでした。

で、結局試合は(たしか)3-2で我がSharksの勝利に終わりました。
終わったのは22:00ぐらいだったはずなので、試合開始からでも3時間、たっぷり楽しめました。
それから観客が一斉に帰り始めるのですが、私は10分も歩けばホテルに着きます。これは楽チン。…と思ったら、同じホテルに入る観客がけっこういました。確かに、ここは泊まりでホッケーを見に来る人にとっては、とても便利なホテルです。

かくして私の初めてのアイスホッケー観戦体験は終了しました。

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