2011年5月15日日曜日

『岳 -ガク-』

★★★★☆

ひとことで言えば、山岳版の海猿ですね。

山岳救助をテーマに話を作るとしたら普通こうなるだろうというストーリーで、特にひねりがあるわけではありません。
でもまあ、命の現場なので、それなりのドラマにはなっていたと思います。

小栗旬演じる三歩のキャラクターですが、シーンによって、少年のように屈託がなく(若干おつむが足りないように…)見えたり、最高の山岳技術と信念を持ったプロフェッショナルに見えたり、ちょっと定まっていない印象でした。もともそそういう人物像なのでしょうが、何か引っかかりました。

それにしても、やっぱり壮大な山の景色は絵になります。山頂に一人立つ小栗旬を空撮の超望遠からグーッと引いていくカットは、それだけで山という存在の大きさや美しさや恐ろしさを伝える説得力があります。
ストーリーの合間に入る様々な山の表情に、★一つオマケです。





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