小惑星探査機はやぶさの軌跡をたどったドキュメンタリー映画。もともと各地のプラネタリウムで上映されていた映像に、さらに映像を追加して劇場公開したものだそうです。上映時間も1時間足らずで、料金は500円でした。
フルCG作品で、はやぶさプロジェクトに携わった人たちは一切出てきません。技術解説や発生したトラブルの説明もかなり簡略化されていた気がします。それでも、はやぶさ飛行コースや、はやぶさが地球を使ってスイングバイを行い、進路と速度を変えたこと、それが制御技術上非常に難しいことなどが、わかりやすいビジュアルで開設されていました。
ナレーションも文学的というか情に訴える系で、サイエンス系のドキュメンタリーとしてはちょっと物足りないと思いましたが、広く一般の人に見てもらうならこんなものでしょう。
個人的には、科学技術系の偉業に感動できるタイプなので、物足りなさは感じつつも、結構楽しめました。
はやぶさをテーマにした映画は、竹内結子さんが出演するものとか渡辺謙さんが出演するものなど、いくつか制作されるようです。そっちは、もっと人間ドラマになるのでしょうし、もしかしたらフィクションの要素が強くなるかもしれませんが、たぶん全部見ちゃいそうな気がします。売り上げの一部が、次のはやぶさ2のプロジェクト資金になったりはしないんでしょうね。そのくらいしてもいいのに。
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