アカデミー賞にノミネートされた時にテレビでどんな作品が紹介されていて、興味を持ったので観に行きました。
予告編などから、生まれてから5歳になるまで狭い室内に監禁されていた男の子とその母親が脱出する話で、脱出した後も描かれるらしきことはわかっていました。
きっと、5歳になって初めてみる外の世界が驚きに満ちていて感動的、という展開になるんだろうと思っていたら、実際はちょっと違いました。
でも、この作品の描き方の方が正しいのだろうと思います。そしてたぶん、この作品が描きたかったのもそこなんだろうと思います。部屋を脱出した子供、母親、そして彼らを受け入れた家族、それぞれの苦悩と、最後に少しだけ光明が見えた感じで終わる演出がよかったと思います。全体としては重いけど。
ただ、タイミング的に女子中学生監禁事件の報道でメディアが賑わっていた直後なので、なんだかとても考えさせられる作品でした。
公式サイトは、こちら。
http://gaga.ne.jp/room/
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