アカデミー賞のニュースで取り上げられていたので、気になっていた作品。
ボストンの新聞記者たちが、カトリックの神父による子供たちへの性的虐待を記事にするまでの活動を描いています。
実話に基づいているからなのかわかりませんが、記者たちの感情面の描写はかなり抑えてあり、どんな取材をしてどこからどんな証言や証拠物件を入手したかを中心に淡々と描いているのが、私としては好印象。
もっと感情を描いた方が作品としては成立しやすい気がしますが、情熱や正義感を内に秘めて、やるべきことを積み上げていく方がプロのあるべき姿だと私は思っているので、本作ぐらいの感情表現の方がグッと来ます。
ただ、若干内容が難しく、理解しづらいことがありました。
一つは、カトリック教会の組織構造や一般人にとっての位置付けなどに馴染みがないこと。キリスト教圏の人であれば当たり前にわかることを、作品内のセリフなどから一生懸命読み取る必要がありました。
また、取材対象となる登場人物も割と多く「この人誰だっけ?」ということが何度かありました。
公式サイトは、こちら。
http://spotlight-scoop.com
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