★☆☆☆☆
いやあ、下らない映画でした(^^;)。いやまあ断片的には面白いシーンもあったけど、全体として見ると、特にクドカン好きではない私には、ほとんど共感できるところがなかったなあ。
前に宮藤官九郎作品『少年メリケンサック』を観たのと、『中学生円山』は公開スケジュールを延期したという話を聞いていたので、何となく期待して観に行ってしまいました。
中学生の妄想をテーマにした作品ということはすでにテレビなどで知っていたのですが、その内容が中学生にしては幼稚な気がしました。
円山君のちょっとエッチな自主トレとかは、「あらら、そんなことまで」と苦笑いするしかないけど、あれに共感できる女性はいるかなあ。円山君役の俳優さんは本当に中学生ぐらいの年齢だけど、よく演じたなあ(^^;)。そして、それに付き合わされる女生徒役の若い女優さんとか、絶対「何なのこれ?!」って思っただろうなあ。
草なぎ君は、穏やかなのに不気味でなかなかよかったです。
円山くんのお母さんと電気屋さんのくだりも面白かったです。
あと、おじいちゃん役は遠藤賢司さん。日本のロックの歴史をたどるラジオ番組で、すごく過激な歌詞の曲を1度だけ聞いたことがありますが、こんな人だったんですね。
いまさらだけど『少年メリケンサック』を観に行ったのは、篤姫を演じた宮﨑あおいがどんなコメディエンヌぶりを見せているのか興味があったからでした。やっぱり私には、クドカンワールドは合わない感じがします。
公式サイトはこちら。
http://maruyama-movie.jp
2013年5月20日月曜日
『きっと、うまくいく』
★★★☆☆
インドで歴代興行収入No.1になったというインド映画。
インド映画らしく、170分という長い上映時間に笑いと涙と歌とダンスがてんこ盛り。
基本的にコメディなんですが、若干ギャグが古いというか、ドタバタ系とちょい下品な路線。ここで笑わせようとしてるな、ということはわかるのですが、それほど面白くなかったなあ。あ、でも、私の隣に座っていたおじいちゃんは結構ウケていたみたい。
作品の舞台は、インドの工科大学で、たぶん学生は寮生活なんだと思いますが、現在のインドの若者事情が垣間見えて面白いです。
作品のシリアスな側面では、試験の点数重視の教育に対しての警鐘を鳴らしているのかと思いますが、どこの国でもこういう問題を抱えているんですね。
原題は『3 idiots』。"idiot"ってなにかと思ったら「大バカ」「白痴」。つまり『3バカトリオ』ということですね。でも主役のランチョーは、型破りで先輩や先生に対しても時に反抗的だけど、情に厚いし正義感が強いし、実は成績トップだし、相当なヒーローっぷりです。
役者さんは、ヒロイン役は別の作品でも見たことがありましたが、正直あまり好みではないタイプ。他の役者さんは知らない人ばかり。主役の俳優さんは最初西洋人かと思いましたが、ムンバイ出身だそうです。
公式サイトはこちら。
http://bollywood-4.com/index.html
インドで歴代興行収入No.1になったというインド映画。
インド映画らしく、170分という長い上映時間に笑いと涙と歌とダンスがてんこ盛り。
基本的にコメディなんですが、若干ギャグが古いというか、ドタバタ系とちょい下品な路線。ここで笑わせようとしてるな、ということはわかるのですが、それほど面白くなかったなあ。あ、でも、私の隣に座っていたおじいちゃんは結構ウケていたみたい。
作品の舞台は、インドの工科大学で、たぶん学生は寮生活なんだと思いますが、現在のインドの若者事情が垣間見えて面白いです。
作品のシリアスな側面では、試験の点数重視の教育に対しての警鐘を鳴らしているのかと思いますが、どこの国でもこういう問題を抱えているんですね。
原題は『3 idiots』。"idiot"ってなにかと思ったら「大バカ」「白痴」。つまり『3バカトリオ』ということですね。でも主役のランチョーは、型破りで先輩や先生に対しても時に反抗的だけど、情に厚いし正義感が強いし、実は成績トップだし、相当なヒーローっぷりです。
役者さんは、ヒロイン役は別の作品でも見たことがありましたが、正直あまり好みではないタイプ。他の役者さんは知らない人ばかり。主役の俳優さんは最初西洋人かと思いましたが、ムンバイ出身だそうです。
公式サイトはこちら。
http://bollywood-4.com/index.html
2013年5月18日土曜日
『県庁おもてなし課』
★★★☆☆
割とほのぼのした作品でした。
タイトルから、おもてなし課の活動を克明に描いた作品なのかと想像していました。例えば、どういったいきさつで、誰かがものすごく頑張っておもてなし課を立ち上げたとか、おもてなし課のあるプロジェクト達成までの挫折と成功の一部始終とか。
でも実際は、おもてなし課に関わる人達の人間模様のドラマでした。
一応、一つの観光プロジェクトが軸にはなっているけど、そのプロジェクト遂行の様子はほとんどありません。それに、そのプロジェクトは県をあげての超ビッグプロジェクトで、「おもてなし」という言葉のイメージとはちょっと違いました。
「おもてなし」なので、観光客に配るパンフレットをどうしようとか、駅の待合室をどうしようとか観光案内所をどうしようとか、そういったスケールをイメージしていました。作品の中で、おもてなし課の面々が実際の観光客と接する場面はほとんどありませんでした。実際のおもてなし課の仕事もそんな感じなんでしょうか??
高知県の自然の映像はキレイでした。私は以前高知に行ったときレンタカーで四万十川沿いを走ったことがあるのですが、「もしかしてあの時の道?」と思うような道も登場。あらためて、高知県に行ってみたくなりました。
人物の描き方はちょっと不思議な感じでした。主役の二人、錦戸亮くんと堀北真希さんは、おもてなし課の仕事に熱心に取り組んでいるのですが、そのモチベーションがどこからくるのかあまり描かれていません。
でも、二人とももともとは安定志向で県庁職員になったり、就職できずにアルバイトで食いつないでいる、要はパッとしないキャラクターなので、何かをきっかけにやりがいを見出した的な作り方をするのがよくあるドラマの演出だと思います。
そういったいかにもドラマらしい演出を、あえて避けているのかな。
この作品の堀北真希さんは(私がイメージする)彼女らしい雰囲気でとてもよかったと思います。ものすごい大活躍をするわけではないけど、そこにいるだけでほんわかする感じ。
公式サイトはこちら。
http://www.omotenashi-movie.com/index.html
割とほのぼのした作品でした。
タイトルから、おもてなし課の活動を克明に描いた作品なのかと想像していました。例えば、どういったいきさつで、誰かがものすごく頑張っておもてなし課を立ち上げたとか、おもてなし課のあるプロジェクト達成までの挫折と成功の一部始終とか。
でも実際は、おもてなし課に関わる人達の人間模様のドラマでした。
一応、一つの観光プロジェクトが軸にはなっているけど、そのプロジェクト遂行の様子はほとんどありません。それに、そのプロジェクトは県をあげての超ビッグプロジェクトで、「おもてなし」という言葉のイメージとはちょっと違いました。
「おもてなし」なので、観光客に配るパンフレットをどうしようとか、駅の待合室をどうしようとか観光案内所をどうしようとか、そういったスケールをイメージしていました。作品の中で、おもてなし課の面々が実際の観光客と接する場面はほとんどありませんでした。実際のおもてなし課の仕事もそんな感じなんでしょうか??
高知県の自然の映像はキレイでした。私は以前高知に行ったときレンタカーで四万十川沿いを走ったことがあるのですが、「もしかしてあの時の道?」と思うような道も登場。あらためて、高知県に行ってみたくなりました。
人物の描き方はちょっと不思議な感じでした。主役の二人、錦戸亮くんと堀北真希さんは、おもてなし課の仕事に熱心に取り組んでいるのですが、そのモチベーションがどこからくるのかあまり描かれていません。
でも、二人とももともとは安定志向で県庁職員になったり、就職できずにアルバイトで食いつないでいる、要はパッとしないキャラクターなので、何かをきっかけにやりがいを見出した的な作り方をするのがよくあるドラマの演出だと思います。
そういったいかにもドラマらしい演出を、あえて避けているのかな。
この作品の堀北真希さんは(私がイメージする)彼女らしい雰囲気でとてもよかったと思います。ものすごい大活躍をするわけではないけど、そこにいるだけでほんわかする感じ。
公式サイトはこちら。
http://www.omotenashi-movie.com/index.html
2013年5月3日金曜日
『図書館戦争』
★★★☆☆
『図書館戦争』は、アニメ作品で最初にその存在を知りましたが、そのアニメも観たことがなく、原作の小説も読んだことはありません。
娯楽作品として、なかなか楽しめたと思います。
ただ、メディア良化法や図書隊のある世界のリアリティがなかなか微妙なところかなあ。国家によるメディア規制の可能性があるのはわかるし、それに抵抗する勢力が出てくるのも違和感はないのですが、双方とも法律的に正当化されているというのが私にとっては一番違和感を覚えたところです。原作だと、もっとうまく理屈づけされているのかな。
あとは、榮倉奈々演じる笠原郁が、命の現場にあって言動が軽率すぎ。あれじゃ秩序も組織もあったもんじゃない。
でも、そんなことに引っかかっているとこの作品は楽しめないので、細かいツッコミはやめてアクションとラブストーリーに意識を集中した方がいいかも。
岡田准一といえば『SP』での肉弾戦アクションが印象に残っていますが、今回も期待を裏切らずかっこいいシーンがありました。
栗山千明の演技は初めて見ました。彼女、実は相当なオタクらしいけど、女優としてはいたって普通の美女ですね。
評判がよければ続編も…という話があるようですが、次はもうちょっと成長した笠原郁に期待します。
公式サイトはこちら。
http://www.toshokan-sensou-movie.com/index.html
『図書館戦争』は、アニメ作品で最初にその存在を知りましたが、そのアニメも観たことがなく、原作の小説も読んだことはありません。
娯楽作品として、なかなか楽しめたと思います。
ただ、メディア良化法や図書隊のある世界のリアリティがなかなか微妙なところかなあ。国家によるメディア規制の可能性があるのはわかるし、それに抵抗する勢力が出てくるのも違和感はないのですが、双方とも法律的に正当化されているというのが私にとっては一番違和感を覚えたところです。原作だと、もっとうまく理屈づけされているのかな。
あとは、榮倉奈々演じる笠原郁が、命の現場にあって言動が軽率すぎ。あれじゃ秩序も組織もあったもんじゃない。
でも、そんなことに引っかかっているとこの作品は楽しめないので、細かいツッコミはやめてアクションとラブストーリーに意識を集中した方がいいかも。
岡田准一といえば『SP』での肉弾戦アクションが印象に残っていますが、今回も期待を裏切らずかっこいいシーンがありました。
栗山千明の演技は初めて見ました。彼女、実は相当なオタクらしいけど、女優としてはいたって普通の美女ですね。
評判がよければ続編も…という話があるようですが、次はもうちょっと成長した笠原郁に期待します。
公式サイトはこちら。
http://www.toshokan-sensou-movie.com/index.html
2013年4月29日月曜日
『リンカーン』
★★★☆☆
予想していたことですが、その時代のアメリカの状況がわかっていないと、この作品の核心には触れられないのかもしれません。
実際、映画本編の直前に監督のスピルバーグによる簡単な状況解説映像がついていました。そう言えば『レッド・クリフ』にも解説映像がついていたなあ。海外歴史ものは、やっぱりこういう配慮があると助かります。
とは言いつつ、作品世界に漂う雰囲気だけでも味わい深いものでした。
そもそも私は、リンカーン大統領については、南北戦争の終結、奴隷解放、「人民の人民による人民のための政治」など、ごくわずかの知識しかありませんでした。南北戦争が日本の幕末の時期だということも、かなり最近になって知りました。
この作品を観て驚いたのは、日本ではようやく江戸時代が終わろうとするとき、アメリカではすでに議会での多数決によって法律が決められていたこと。だから、リンカーンがやったことは、奴隷制度撤廃のための憲法改正案を通すための2/3の票集め。でも、そのやり方は限りなく脅迫に近く、必ずしもクリーンではなかったみたい。
憲法改正反対派(奴隷制容認派)は、単純に奴隷が必要だと思っていたわけではなく、昨日まで奴隷だった人たちが急に一般市民になると世の中が混乱するので、これを懸念していた人たちもいたようで、この辺りの客観的なものの見方はさすが。
一方で、白人と黒人が人間として平等なのか、方の上で同等の権利を持つだけなのかが大きな議題となる感覚は、この映画を観るまで私自身では全く想像もしていなかったので驚きました。
結局この時は、白人と黒人は同じ人間ではないが法律上同等に扱われるということで憲法改正が実現します。白人と黒人が同じ人間だと言ってしまうと、世間が納得しなかったようです。アメリカでも女性の参政権も認められていなかった時代、キリスト教的宗教観なども相まって、本質的に白人と黒人は別モノ、男性と女性も別モノというのが一般的な見解だったようです。
作品の中のリンカーンは何だか不思議な人でした。情熱的で信念を持った理想主義者のようでもあり、飄々として全てを達観した仙人のようでもあり、周りの空気を読み時にはズルもする策略家のようでもあり…。でも、この作品ではやっぱりリンカーンの一挙手一投足は発言に注目してしまう。そういう意味では、史実と合っているかどうかはわかりませんが、紛れもなくリンカーンという人物を描いた映画だと思います。
公式サイトはこちら。
http://www.foxmovies.jp/lincoln-movie/
予想していたことですが、その時代のアメリカの状況がわかっていないと、この作品の核心には触れられないのかもしれません。
実際、映画本編の直前に監督のスピルバーグによる簡単な状況解説映像がついていました。そう言えば『レッド・クリフ』にも解説映像がついていたなあ。海外歴史ものは、やっぱりこういう配慮があると助かります。
とは言いつつ、作品世界に漂う雰囲気だけでも味わい深いものでした。
そもそも私は、リンカーン大統領については、南北戦争の終結、奴隷解放、「人民の人民による人民のための政治」など、ごくわずかの知識しかありませんでした。南北戦争が日本の幕末の時期だということも、かなり最近になって知りました。
この作品を観て驚いたのは、日本ではようやく江戸時代が終わろうとするとき、アメリカではすでに議会での多数決によって法律が決められていたこと。だから、リンカーンがやったことは、奴隷制度撤廃のための憲法改正案を通すための2/3の票集め。でも、そのやり方は限りなく脅迫に近く、必ずしもクリーンではなかったみたい。
憲法改正反対派(奴隷制容認派)は、単純に奴隷が必要だと思っていたわけではなく、昨日まで奴隷だった人たちが急に一般市民になると世の中が混乱するので、これを懸念していた人たちもいたようで、この辺りの客観的なものの見方はさすが。
一方で、白人と黒人が人間として平等なのか、方の上で同等の権利を持つだけなのかが大きな議題となる感覚は、この映画を観るまで私自身では全く想像もしていなかったので驚きました。
結局この時は、白人と黒人は同じ人間ではないが法律上同等に扱われるということで憲法改正が実現します。白人と黒人が同じ人間だと言ってしまうと、世間が納得しなかったようです。アメリカでも女性の参政権も認められていなかった時代、キリスト教的宗教観なども相まって、本質的に白人と黒人は別モノ、男性と女性も別モノというのが一般的な見解だったようです。
作品の中のリンカーンは何だか不思議な人でした。情熱的で信念を持った理想主義者のようでもあり、飄々として全てを達観した仙人のようでもあり、周りの空気を読み時にはズルもする策略家のようでもあり…。でも、この作品ではやっぱりリンカーンの一挙手一投足は発言に注目してしまう。そういう意味では、史実と合っているかどうかはわかりませんが、紛れもなくリンカーンという人物を描いた映画だと思います。
公式サイトはこちら。
http://www.foxmovies.jp/lincoln-movie/
2013年4月20日土曜日
『舟を編む』
★★★★☆
この作品は、『川の底からこんにちは』の石井裕也監督作品なので、絶対見に行こうと思っていました。
『川の底〜』とは、全体的にゆるくてのんびりした空気が漂っていて、クスリと笑える要素が含まれている感じは似ていますが、予想以上に作品のトーンが違いました。強いメッセージは感じませんでしたが、不器用でもまじめにコツコツ努力することはステキなことだと感じられる映画です。
ストーリーは1995年から始まります。なぜ1995年なんだろうと思ったのですが、電子辞書が一般化してきた時代に、あえて昔ながらの紙の辞書作りに奮闘する人たちを描くのに適していたということのようです。
辞書作りの作業にはちょっとだけパソコンが登場していましたがほとんどは手作業で、そのアナログ感であったり時代錯誤感みたいなものを見せたい意図があるのだろうと思いました。そのせいか、辞書編集部や主人公の住む下宿はかなり昭和な雰囲気で、1950〜60年代といっても通用するほど。個人的に嫌いじゃないけど、若干演出過剰な気もしてしまいました。
宮﨑あおいの板前姿は、ちょっと違和感があったかな。
公式サイトはこちら。
http://fune-amu.com
この作品は、『川の底からこんにちは』の石井裕也監督作品なので、絶対見に行こうと思っていました。
『川の底〜』とは、全体的にゆるくてのんびりした空気が漂っていて、クスリと笑える要素が含まれている感じは似ていますが、予想以上に作品のトーンが違いました。強いメッセージは感じませんでしたが、不器用でもまじめにコツコツ努力することはステキなことだと感じられる映画です。
ストーリーは1995年から始まります。なぜ1995年なんだろうと思ったのですが、電子辞書が一般化してきた時代に、あえて昔ながらの紙の辞書作りに奮闘する人たちを描くのに適していたということのようです。
辞書作りの作業にはちょっとだけパソコンが登場していましたがほとんどは手作業で、そのアナログ感であったり時代錯誤感みたいなものを見せたい意図があるのだろうと思いました。そのせいか、辞書編集部や主人公の住む下宿はかなり昭和な雰囲気で、1950〜60年代といっても通用するほど。個人的に嫌いじゃないけど、若干演出過剰な気もしてしまいました。
宮﨑あおいの板前姿は、ちょっと違和感があったかな。
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2013年4月16日火曜日
『宇宙戦艦ヤマト2199 第五章「望郷の銀河間空間」』
★★★★☆
今回は、第15話〜18話にあたる部分で、オリジナルでいうとドメルが銀河方面に赴任してきてからヤマトが航路の中間地点バラン星に到達するまでの、割と細々としたエピソードに相当します。2199でもおおよそその辺りが描かれていますが、なかなか濃密でかなり満足度が高かったです。
相変わらずオリジナルとは異なるストーリーではありますが、ところどころでオリジナルを彷彿とさせるシーンが散りばめられています。
今回、ヤマトはドメル艦隊と直接戦闘になるのですが、ガミラス本国からの緊急連絡によりドメルは詰めのチャンスを逃します。オリジナルではバラン星での戦いで似たシーンがあります。
食料と物資の補給目的でビーメラ星(2199ではビーメラ4)にも立ち寄ります。
古代と真田が宇宙要塞に乗り込むエピソードに似た場面も用意されています。要塞を警備しているロボットはオリジナルのデザインを完全に踏襲していました。
ヤマト側、ガミラス側とも一枚岩ではないことがより具体的な事件として描かれ、そんな中で、一人ひとりのキャラクターが見えてきます。
また「謎」の一部が明らかになります。
ちょっとびっくりしたのは、18話でもうバラン星を通過してしまったこと。オリジナルでは20話でバラン星を通過した後は七色星団、ガミラス本星での戦いとイスカンダル到着、帰路をたった6話で描いているのですが、2199では全体のバランスを少し調整したようです。
公式サイトはこちら。
http://yamato2199.net
今回は、第15話〜18話にあたる部分で、オリジナルでいうとドメルが銀河方面に赴任してきてからヤマトが航路の中間地点バラン星に到達するまでの、割と細々としたエピソードに相当します。2199でもおおよそその辺りが描かれていますが、なかなか濃密でかなり満足度が高かったです。
相変わらずオリジナルとは異なるストーリーではありますが、ところどころでオリジナルを彷彿とさせるシーンが散りばめられています。
今回、ヤマトはドメル艦隊と直接戦闘になるのですが、ガミラス本国からの緊急連絡によりドメルは詰めのチャンスを逃します。オリジナルではバラン星での戦いで似たシーンがあります。
食料と物資の補給目的でビーメラ星(2199ではビーメラ4)にも立ち寄ります。
古代と真田が宇宙要塞に乗り込むエピソードに似た場面も用意されています。要塞を警備しているロボットはオリジナルのデザインを完全に踏襲していました。
ヤマト側、ガミラス側とも一枚岩ではないことがより具体的な事件として描かれ、そんな中で、一人ひとりのキャラクターが見えてきます。
また「謎」の一部が明らかになります。
ちょっとびっくりしたのは、18話でもうバラン星を通過してしまったこと。オリジナルでは20話でバラン星を通過した後は七色星団、ガミラス本星での戦いとイスカンダル到着、帰路をたった6話で描いているのですが、2199では全体のバランスを少し調整したようです。
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http://yamato2199.net
Blu-ray / DVD
Amazonビデオ
2013年4月12日金曜日
『ドラゴンボールZ 神と神』
★★★☆☆
原作者の鳥山明が直接関わって17年ぶりに製作されたと話題のアニメ。
『ドラゴンボール』のTVアニメは、まあチョコチョコとは観ていましたが、映画作品を映画館まで観に行ったことはこれまではありませんでした。ただ、原作のコミックは好きで、一応全巻持っています。
で、今回なぜ映画を見ようと思ったかというと、ひとつはやはり鳥山明が参画していることへの期待。本当は、彼の手でこの作品がコミカライズされれば一番うれしいのですが、そういう話があるのかないのかもよくわからないので、とりあえず映画を観てみることにしました。
TVアニメの絵は、やはり鳥山明本人のデッサン力には及ばないところがあったと思いますが、今回は気合が入っているようなのでそれなりにキレイに仕上がっていそうだったし、予告編映像を観た印象ではアニメーション技術も相当進歩しているようだったので、そこにも興味がありました。
さらに、比較的簡単に行ける木場の映画館でIMAX上映をやっていることを知り、これも映画館へ行こうと思うきっかけとなりました。
IMAXというと、2年ほど前にアメリカのサンノゼに仕事で行ったとき、The Tech Museum of Innovationという科学博物館みたいなところにIMAXシアターがあって、人体をテーマにしたプログラムを観た記憶があります。
IMAXという技術自体については私もイマイチ理解しておらず、サンノゼで観たものは天球型の超巨大スクリーンでしたが、木場の映画館のスクリーンは大型ですが平面でした。結局のところ、キレイな映像と迫力のある音響が体感できるシアターということのようです。
ちなみに今回の『ドラゴンボールZ 神と神』の木場でのIMAX上映は一般が2000円でレイトショー割り引きは適応されません。
で、作品を観た感想ですが、割とギャグテイストの強い路線でしたね。ストーリーについては、まあこんなものかなあという感じ。基本、すごく強い奴が現れて悟空と戦うというものにならざるをえないので、あとは破壊神ビルスのキャラクターとかで味付けされているのかな。ビルスのキャラデザインは、さすが鳥山明。ネコの顔の造形を解釈して、線画でああいうふうにまとめるのは、高度な仕事だと思います。
あとは、1時間半あまりの作品の中でどうにかリクツをつけて悟空を強くしないといけないわけですが、若干安易な印象はぬぐえませんでした。
それを言ってしまうと、スーパーサイヤ人も安易なのですが、原作の長期連載の中だと、それまでの長い経緯があるのでなんとなく納得できました。
アニメーション技術は進歩してますねえ。メチャメチャ強い者同士の格闘戦のスピード感や迫力を感じることができました。ただ、動きが速すぎて、どう攻撃して、それをどう防御してどう応戦したのかといったことがよくわかりませんでした(^^;)。原作コミックだと、その辺かなり細かく描写されていたのですが。
IMAXについては、最初の予告編などは普通の上映方法で、「ここからIMAXに切り替えます」との宣言があり、確かにその後は映像も音響もワンランクアップした気がします。映像は明るくクリアです。音響はそもそもボリュームが大きいと思いましたが、それでもクリアに聞こえ、低音は振動を全身で感じました。映像と音響だと、音響の方が通常上映との違いを強く感じたと思います。
ただ、これに2000円払う価値があるかというと、…微妙。通常上映1800円だと考えれば200円アップなので、これならアリだと思います。ただ、レイトショーは通常上映1200円なので、800円アップになってしまいます。これは自分としてはナシ。3D上映と同じように、通常レイトショー料金+200円というような料金設定の方が嬉しいかも。個人的には通常上映でもこれといって不満はないので、普段は通常上映を選ぶでしょうが、ここぞというときには+200円払うと思います。
公式サイトはこちら。
http://www.dragonball2013.com
原作者の鳥山明が直接関わって17年ぶりに製作されたと話題のアニメ。
『ドラゴンボール』のTVアニメは、まあチョコチョコとは観ていましたが、映画作品を映画館まで観に行ったことはこれまではありませんでした。ただ、原作のコミックは好きで、一応全巻持っています。
で、今回なぜ映画を見ようと思ったかというと、ひとつはやはり鳥山明が参画していることへの期待。本当は、彼の手でこの作品がコミカライズされれば一番うれしいのですが、そういう話があるのかないのかもよくわからないので、とりあえず映画を観てみることにしました。
TVアニメの絵は、やはり鳥山明本人のデッサン力には及ばないところがあったと思いますが、今回は気合が入っているようなのでそれなりにキレイに仕上がっていそうだったし、予告編映像を観た印象ではアニメーション技術も相当進歩しているようだったので、そこにも興味がありました。
さらに、比較的簡単に行ける木場の映画館でIMAX上映をやっていることを知り、これも映画館へ行こうと思うきっかけとなりました。
IMAXというと、2年ほど前にアメリカのサンノゼに仕事で行ったとき、The Tech Museum of Innovationという科学博物館みたいなところにIMAXシアターがあって、人体をテーマにしたプログラムを観た記憶があります。
IMAXという技術自体については私もイマイチ理解しておらず、サンノゼで観たものは天球型の超巨大スクリーンでしたが、木場の映画館のスクリーンは大型ですが平面でした。結局のところ、キレイな映像と迫力のある音響が体感できるシアターということのようです。
ちなみに今回の『ドラゴンボールZ 神と神』の木場でのIMAX上映は一般が2000円でレイトショー割り引きは適応されません。
で、作品を観た感想ですが、割とギャグテイストの強い路線でしたね。ストーリーについては、まあこんなものかなあという感じ。基本、すごく強い奴が現れて悟空と戦うというものにならざるをえないので、あとは破壊神ビルスのキャラクターとかで味付けされているのかな。ビルスのキャラデザインは、さすが鳥山明。ネコの顔の造形を解釈して、線画でああいうふうにまとめるのは、高度な仕事だと思います。
あとは、1時間半あまりの作品の中でどうにかリクツをつけて悟空を強くしないといけないわけですが、若干安易な印象はぬぐえませんでした。
それを言ってしまうと、スーパーサイヤ人も安易なのですが、原作の長期連載の中だと、それまでの長い経緯があるのでなんとなく納得できました。
アニメーション技術は進歩してますねえ。メチャメチャ強い者同士の格闘戦のスピード感や迫力を感じることができました。ただ、動きが速すぎて、どう攻撃して、それをどう防御してどう応戦したのかといったことがよくわかりませんでした(^^;)。原作コミックだと、その辺かなり細かく描写されていたのですが。
IMAXについては、最初の予告編などは普通の上映方法で、「ここからIMAXに切り替えます」との宣言があり、確かにその後は映像も音響もワンランクアップした気がします。映像は明るくクリアです。音響はそもそもボリュームが大きいと思いましたが、それでもクリアに聞こえ、低音は振動を全身で感じました。映像と音響だと、音響の方が通常上映との違いを強く感じたと思います。
ただ、これに2000円払う価値があるかというと、…微妙。通常上映1800円だと考えれば200円アップなので、これならアリだと思います。ただ、レイトショーは通常上映1200円なので、800円アップになってしまいます。これは自分としてはナシ。3D上映と同じように、通常レイトショー料金+200円というような料金設定の方が嬉しいかも。個人的には通常上映でもこれといって不満はないので、普段は通常上映を選ぶでしょうが、ここぞというときには+200円払うと思います。
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2013年2月23日土曜日
『ゼロ・ダーク・サーティ』
★★★★☆
アメリカCIAがオサマ・ビンラディンを殺害するまでの経緯を克明に描いた、ドキュメンタリーのような作品。
ビンラディン殺害のニュースが流れたとき、テレビでは歓喜に沸くアメリカ国民の映像が流れたことをよく覚えています。
相手がたとえ凶悪なテロリストとはいえ、その生命を奪うことを"喜び"で表現してしまう彼らに、私は強烈な違和感を覚えました。
この映画を観ることで、あの出来事をアメリカ人がどう捉えているのかがわかるのではないかという思いがありました。
ストーリーは、時系列に沿って淡々と進む感じで、それがとてもリアルに感じました。その中には、尋問や電話の傍受や隠れ家の襲撃など、様々な種類の活動が描かれており、3時間近い上映時間中飽きることはありませんでした。
単に派手さを追求する映画なら隠れ家襲撃の場面をもっと前面に押し出すのでしょうが、この作品ではそれも多くの活動の一部に過ぎません。
映画の中では、もちろんビンラディン殺害作戦の成功を喜ぶシーンはありましたが、全体としては淡々と、やや虚しさが残るトーンで終わっていました。私としては、少しほっとしました。
この作品、当然といえば当然なのですが、完全にアメリカ側からの一方的な目線で描かれています。追い詰められる側のビンラディンがどう思いどう行動したのかはまったくわかりません。
今のアメリカとイスラム社会との関係は、アメリカが絶対的に善でイスラムが絶対的に悪という構図ではないと思うので、いつかイスラム側の言い分を知る機会が来て欲しいと思います。
公式サイトはこちら。
http://zdt.gaga.ne.jp
アメリカCIAがオサマ・ビンラディンを殺害するまでの経緯を克明に描いた、ドキュメンタリーのような作品。
ビンラディン殺害のニュースが流れたとき、テレビでは歓喜に沸くアメリカ国民の映像が流れたことをよく覚えています。
相手がたとえ凶悪なテロリストとはいえ、その生命を奪うことを"喜び"で表現してしまう彼らに、私は強烈な違和感を覚えました。
この映画を観ることで、あの出来事をアメリカ人がどう捉えているのかがわかるのではないかという思いがありました。
ストーリーは、時系列に沿って淡々と進む感じで、それがとてもリアルに感じました。その中には、尋問や電話の傍受や隠れ家の襲撃など、様々な種類の活動が描かれており、3時間近い上映時間中飽きることはありませんでした。
単に派手さを追求する映画なら隠れ家襲撃の場面をもっと前面に押し出すのでしょうが、この作品ではそれも多くの活動の一部に過ぎません。
映画の中では、もちろんビンラディン殺害作戦の成功を喜ぶシーンはありましたが、全体としては淡々と、やや虚しさが残るトーンで終わっていました。私としては、少しほっとしました。
この作品、当然といえば当然なのですが、完全にアメリカ側からの一方的な目線で描かれています。追い詰められる側のビンラディンがどう思いどう行動したのかはまったくわかりません。
今のアメリカとイスラム社会との関係は、アメリカが絶対的に善でイスラムが絶対的に悪という構図ではないと思うので、いつかイスラム側の言い分を知る機会が来て欲しいと思います。
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2013年1月27日日曜日
『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』
★★★☆☆
最初、予告編を観たときは、ディズニー的ファンタジー作品かと思ったのですが、アカデミー賞ノミネートなどの情報を知るにつれ、もう少しシリアスな作品だとわかってきました。もともとインド映画好きということもあり、それなら観てみようかと思うに至りました。
実際に観てみると、なんだか不思議な作品ですが、なかなか面白かったと思います。面白さのほとんど全ては、トラと一緒に救命ボートで漂流するという特殊な設定によるものだと思います。
舞台がインドであることはそれほど大きな意味があるようには思いませんでしたが、生死の境をさまよう時、ある種の宗教的な境地に達する人間を表現するには、インドはイメージに合うような気もします。
インド映画ではない、インドを舞台にした映画というと『スラムドッグ$ミリオネア』があります。あれは、警察に捕まった少年が過去の体験を振り返るという形式でストーリーが展開していきますが、なぜか『ライフ・オブ・パイ』も同じ手法が取られています。まあ、偶然の一致なんでしょうが、映画を観ながら「あれ、同じだ」と思いました。
登場するトラは、おそらくCGを多用しているのでしょうが、まったくわかりません。そもそも本物のトラも使っているのか、すべてCGなのかも、区別がつきませんでした。
1点だけ違和感を覚えたのは浮島のシーン。あのくだりだけ、急に空想科学小説みたいになってしまっているのですが、必要だったのかなあ。何が事実なのかは定かではないというところへ持っていきたいという狙いだと思うのですが、個人的にはちょっと微妙でした。
公式サイトはこちら。
http://www.foxmovies.jp/lifeofpi/
最初、予告編を観たときは、ディズニー的ファンタジー作品かと思ったのですが、アカデミー賞ノミネートなどの情報を知るにつれ、もう少しシリアスな作品だとわかってきました。もともとインド映画好きということもあり、それなら観てみようかと思うに至りました。
実際に観てみると、なんだか不思議な作品ですが、なかなか面白かったと思います。面白さのほとんど全ては、トラと一緒に救命ボートで漂流するという特殊な設定によるものだと思います。
舞台がインドであることはそれほど大きな意味があるようには思いませんでしたが、生死の境をさまよう時、ある種の宗教的な境地に達する人間を表現するには、インドはイメージに合うような気もします。
インド映画ではない、インドを舞台にした映画というと『スラムドッグ$ミリオネア』があります。あれは、警察に捕まった少年が過去の体験を振り返るという形式でストーリーが展開していきますが、なぜか『ライフ・オブ・パイ』も同じ手法が取られています。まあ、偶然の一致なんでしょうが、映画を観ながら「あれ、同じだ」と思いました。
登場するトラは、おそらくCGを多用しているのでしょうが、まったくわかりません。そもそも本物のトラも使っているのか、すべてCGなのかも、区別がつきませんでした。
1点だけ違和感を覚えたのは浮島のシーン。あのくだりだけ、急に空想科学小説みたいになってしまっているのですが、必要だったのかなあ。何が事実なのかは定かではないというところへ持っていきたいという狙いだと思うのですが、個人的にはちょっと微妙でした。
公式サイトはこちら。
http://www.foxmovies.jp/lifeofpi/
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