2013年6月29日土曜日

『10人の泥棒たち』

★★★★☆

日本では今のところあまり話題になっていませんが、韓国では歴代興行成績を塗り替えた作品だそうです。

韓国人と中国人の混成チームの窃盗団がマカオで宝石を盗み出す話ですが、チーム内に様々な愛憎劇があり、盗み出した宝石の争奪戦あり、ワイヤーアクションあり、銃撃戦ありという派手な作品。

マカオで宝石を盗み出して終わりかと思ったら、その後舞台を釜山に移してまだ追跡劇が続くのは予想外の展開でしたが、とてもよく練られた脚本で各キャラクターもよくできているし色々と伏線が貼られたストーリーも面白いし、ちょっとした笑いやアクションの迫力もよかったと思います。さすが韓国で評判になった作品。

ただ、すごく展開が早いのと、キャラクターが多いので混乱するのと、ちょっとした伏線らしきシーンの意味がよくわからない部分があったりして、観終わった今でも完全にスッキリとはいかないのが残念なところ。

さらに、登場人物の韓国語のセリフが、相手によって言い回しを変えて詐欺のように人を騙すテクニックを使っているシーンがあるそうです。でも、日本語字幕ではそのような細かいニュアンスが表現できないという理由から、日本語吹き替え版が作成されたそうです。
普段は、海外の作品でも字幕版しか観ないので、当然この作品も字幕版を観たのですが、もしかしたら吹き替え版の方が深く理解できるのかもしれません。

出演者は当然、韓国や香港の俳優陣なのでほとんど知らない人ばかりですが、『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョンが窃盗団の一人として出ています。いやあ、すっかり彼女も大人になりました。明るいお色気担当みたいなポジションでした(^^;)。

後は中国チームの金庫破りジュリー役の女優さんは割と好みの雰囲気。アンジェリカ・リーという人だそうです。日本でいうと…、私は最初に吉本多香美を思い浮かべましたが、内田有紀とかと顔つきが似てるのかな。吉本さんも内田さんも、特別好きという感じではないけど、アンジェリカ・リーさんはちょっと気に入りました。

公式サイトはこちら。
http://10dorobo.jp






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