2010年5月5日水曜日

『いばらの王 〜King of Thorn〜』

★★★★☆

 原作の存在も、映画の存在も全く知らなかったのですが、mixiのニュースページをたまたま見たら“ハリウッドを超えた”云々と書かれていたので、見てみたくなりました。この作品を上映している新宿の映画館は水曜日は1000円で見られるので、まあいいかと。

 ストーリーは、こんな感じ。
 致死率100%の病気が蔓延した近未来、その病気の治療方法が発見されないため、選ばれた人たちをコールドスリープで眠らせて、治療方法が見つかっている未来まで生きながらえさせる計画が実行される。ところが、眠りから覚めると、モンスターが暴れまわる訳のわからない状況になっていた。さてこれはいったい…?!

 どうもネット上の口コミ情報によると、原作の内容は大幅に端折ってシンプルにしてあるらしいのですが、それでも話についていくのは結構大変でした。大きな流れは理解できたのですが、細かい部分で、すっきり解決したのかよくわからないこともいくつか。
 たまたまかもしれませんが、外界から隔離された施設内が舞台であること、記憶の倒錯が扱われていること、時間軸を行ったり来たりする演出などが、ついこの間見た『シャッターアイランド』と共通しています。

 ハリウッドを超えているかはわかりませんが、ハリウッド的だとは思いました。主人公がメガネの女子高生キャラなのは、日本的かな(^^;)。

 公式サイトは、こちら。
http://www.kingofthorn.net/jp/index.php



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